2021/09/15 19:00

朝晩は冷え込み、季節はすっかり秋に突入しました。

冬に向かう匂いを感じながら、少しセンチメンタルになる、そんな切ない気持ちもありながら、

反対に動きやすい気温に気持ちも高揚します。

秋といえば、美味しい食べものや行楽イベントなども目白押しです。


ファッションにおいても、淡白な軽装スタイルからレイヤースタイルへとシフトしますね。

オリジナリティーな装いを創るベストな季節でもあります。

ということで、脱秋カラー。


「!??????」


そうなりますよね。


季節外れなカラーは、どうしても取り入れることに抵抗感があります。

特に秋は、イメージカラーの強い季節ですからね。

誰かに敷かれたレールの脱線を恐れて、ファッションの幅を狭めるなんて勿体無い。

要するに、もっとファッションに対して不真面目になっていいということ。

春夏秋冬関係なく、好きなものを着ていきましょう。



それでは早速、アイテム紹介に移りたいと思います。


今回ご紹介するのは、90年代ヴィンテージラルフローレンのファイヤーマンコート。

その名の通り、消防士が着ていたコートをラルフローレンがリプロダクトしたもの。

キャッチーなゴールドの留め具は、デザインとして現代では、浸透していますが

そこには、簡易的に着脱できるようにと、きちんとした意味が存在します。

デザイン性はもちろん、機能性も重視した優秀なアイテムなんです。


なんといっても、存在感光る鮮やかなカラーは、オプティミスティックな気持ちへと運んでくれます。

羽織るだけで、装いに華を添えるスペシャルな一着です。



そして、ドライタッチなテクスチャー。
フェミニンな佇まいへと昇華する魅力の一つです。



フェミニンさと対照的な硬派なシルエットは、程よくマスキュリンな印象をもたらします。


艶やかさとタフさが同居する、理想的なバランス感がたまりません。



名作とも呼ばれる、こちらのアイテム。

この先もきっとその魅力が失われることのない、ヴィンテージラルフローレンの傑作です。






秋らしさには、かすりもしていないですが、素敵な逸品なことに間違いはありません。


冒頭でもお話ししましたが、着たいものを着る。

これが、ファッションの楽しさや面白さを体感するには重要な要素なんです。

引かれたらどうしようとか、自分っぽくないからと諦める。安定感はあるが、率直に言って面白くないじゃないですか。

欠点隠しだけが、ファッションではありません。




挑戦とそれを全力で楽しむことこそが、気づきの近道であること。






微力ながら、皆さんのファッションに対する加熱剤となれるよう私自身も頑張ります。



今回も長くなってしまいましたが、最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。